マンションお役立ち情報

マンションでは意外と多い騒音問題

2022年6月27日 / カテゴリ:トラブル, マンション管理, マンション自主管理

 

マンションの騒音について理解し、自宅から騒音を出さないよう配慮して暮らすことは、

安心なマンションライフのために必要不可欠となります。

 

騒音の原因はドアの開閉、子どもが走り回る音や飛び跳ねる音、物の移動や落として出る

ドンドンという音など、その原因はさまざまです。

分譲マンションでは、簡単に引っ越すこともできないので深刻な問題となります。

しかし、多くの世帯が暮らすマンションでは、それぞれの生活リズムや考え方があるのは

もちろん、明らかにマナー違反をする住民もいて、簡単には解決できない問題ともいえます。

 

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騒音で悩まされたらどうする?

 

1. 書面でお願いする

騒音元になっている方のポストへ手紙を投函して、書面でお願いするという方法です。

ご自分の部屋番号と氏名のほかに、「どんな音が気になるのか」・

「どの時間帯の音が気になるのか」を明記するのを忘れないでください。

原因がわからなければ、相手も対処しようがないので大事です。

あまり感情的な文面にしないのもポイントとなります。

 

2. 口頭でお願いする

書面と同じく、「どんな音が気になるのか」・「どの時間帯の音が気になるのか」と

いうことを伝えます。

やはり穏便に進めることをおすすめします。

 

3. 管理会社に相談する

騒音トラブルが発生した際は、直接管理会社に相談してみましょう。

騒音に悩まされているけれども、どこからかわからないという場合も

まずは管理会社に相談すると良いでしょう。

掲示板等に注意文を掲示する等の対応ができます。

 

 

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分譲マンションでは、近隣住民との騒音トラブルに巻き込まれる可能性があります。

自分自身が騒音の発生源にならないように、夜間の掃除機・洗濯機使用を避けたり、

床や壁の防音対策を十分に講じたりするようにしましょう。

 

 

 

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マンションのエレベーターに乗っている時に、大地震が発生したらどうする?

2022年5月19日 / カテゴリ:マンション, マンション自主管理, 管理組合, 自主管理

 

マンションで地震の被害を最小限に抑えるには、普段からの心がけが大切になります。

いざというときに適切な行動が取れるよう、日頃から備えておきましょう。

 

 

エレベーターの中で地震が発生してしまったら

 

1. 揺れを感じたらすべての階のボタンを押す

   エレベーターに乗っている時に揺れを感じ止まってしまったら、

   全ての行き先階ボタンを押し、最初に停止した階で降りましょう。

   地震時管制運転装置が設置されているエレベーターは自動的に

   最寄りの階へ停止するので、ドアが開いたら降りてください。

 

 

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2. 閉じ込められてしまったら、外部へ連絡

   もし閉じ込められてしまったら、エレベーター内のインターホンや

   非常用ボタンを長押してください。外部へ繋がったら閉じ込められて

   いる事や現在の状況を知らせましょう。

   広範囲で一斉にエレベーターが停止してしまう大きな地震の場合は、

   回線が混乱して繋がらない場合もあるので、携帯電話でエレベーター内に

   貼られている管理センター又は消防や警察へ連絡しましょう。

 

 

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3. インターホンや携帯電話が繋がらない場合

   エレベーターは内側からは開きづらいので、無理に扉を開けようとしたり、

   天井から脱出しようしたりするのは危険です。また、助けを呼ぶため叫び続けると、

   体力を消耗してしまいます。扉の外に人の気配を感じたら、怪我をしないように

   カバンなど固い物で扉を叩く、笛を吹くなど、なるべく体力を消耗しない方法で

   存在を知らせ、救助が来るのを待ちましょう。

 

 

4. 停電しても慌てずに救助を待つ

   地震とともに停電になった場合には、非常用の照明が点灯しますので、

   エレベーター内が真っ暗になることはありません。まずは落ち着いて

   インターホンで通報しましょう。

 

 

エレベーターの中に閉じ込められた時は、パニックにならず冷静に対応することが

大切となります。

どのような状況になるか事前に想定しておくこともよいでしょう。

 

 

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地震後にエレベーターが動いていても停電や故障などで停止して閉じ込められる

危険性があります。

安全性が確認されるまではエレベーターは使用しないようにしましょう。

 

エレベーター内に非常時用備蓄品セットを備えておくと、いざという時に役立ちます。

中に収納されている備蓄品を使用し、復旧や救助までに安全に待機することが出来ます。

 

 

埼玉県ふじみ野市:弊社エレベーター内

エレベータ非常用

 

 

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冬になると火災が多くなると言われています

2022年1月14日 / カテゴリ:マンション自主管理, 消防設備, 自主管理

 

 

冬に火事が多いとよく言われますが、本当に火事は冬に多いのでしょうか?

 

 

消防庁が季節ごとの出火件数をまとめたデータを見ますと、空気が乾燥する12~2月の冬季で

 

全体の出火件数のうち3割近くの火災が発生し、また同様に空気が乾燥している

 

3~5月の春季も全体の出火件数のうち3割を占めています。

 

つまり、空気が乾燥する季節だけで年間出火件数の6割に火災が発生している事がわかります。

 

空気が乾燥し、暖房器具などの使用が増える冬季に気をつけたい火事。

 

 

火事発生の仕組みや原因を知って、火事予防に努めましょう!

 

 

 

「物が燃える3要素」とは

 

そもそも物が燃えるには、(1)燃える物、(2)新しい空気、(3)一定以上の温度の3要素が必要になります。

 

ある物が空気に触れている状態で、だんだん温度を上げていき、ひとりでに燃え始める温度を発火点といいます。

 

一方、火を近づけた時に物に火がつくことを引火といい、その最低温度を引火点といいます。

 

特に注意したいのが植物油。てんぷらなどで使う植物油は、7分程度の加熱が調理にちょうど良いとされていますが、

 

加熱してから15分程度でマッチを近づければ火がつく引火点に達し、かなりの煙が発生します。

 

そして5分足らずで発火点に達し、火種がなくともひとりでに火がついてしまうのです(油量500ccの場合)。

 

また、成分に特徴のある油や古い油はより早く発火点に達しやすいので、さらに注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

死者の発生した住宅火災の主な原因は、たばこ、ストーブ、こんろです。

 

こららの火災を起こさないために「4つの習慣・6つの対策」を心がけましょう。

 

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マンションに設置されている消火設備の使い方や設置場所を確認することも大切になります。

 

消火器の使用方法

 

動作は次の3つです。

 

まずは落ち着いて、炎や煙に惑わされないように注意し、燃えている火元を確実に狙うことが大切です。

 

再燃防止のため水をかけて火種を絶つ(天ぷら油など油火災を除く。)ことも忘れないでください。

 

 

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消火器の性能について

 

消火器本体(住宅用消火器は除きます。)には次のように「白色」、「黄色」、「青色」の表示がされています。

 

この表示されている色によってその消火器がどのような火災に使用することができるかが分かります。

 

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屋内消火栓設備(1号消火栓)の使用方法

 

最初に起動ボタンを押さないとポンプが起動しないため、この後の作業をいくら正確にやっても

 

水がまともに出ません。

 

ポンプが起動すると点灯している赤色灯が点滅。火災報知器が連鳴し、防災センターへ通知されます。

 

 

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早期に火災を発見したにもかかわらず、屋内消火栓設備の使用方法が分からず、

 

建物全体に火災が拡大し手遅れになった事例があります。

 

有事の際、効果的な使用ができるように、常日頃から屋内消火栓設備の設置場所や

 

使用方法を確認しておくことが重要です。

 

消防訓練や防火教育を通して屋内消火栓設備の取り扱いの向上に努めていきましょう。

 

 

 

 

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管理組合員の高齢化と管理組合運営

2021年11月29日 / カテゴリ:マンションの老朽化, マンション自主管理, 自主管理

 

マンション管理を取り巻く環境が窮地に立たされようとしています。

築年数の経過したマンション、つまり「マンションストック」が

増えていること、さらに、それと並行して、そこに住む居住者の

高齢化が同時進行していることで、管理組合が建物の「老朽化」

と人の「高齢化」の2つの打撃を受け、組合運営が正常に

作動しかねない事態になりつつあるからです。

 

将来にわたって安心・安全・快適なマンション暮らしが約束されるよう、

管理組合が正常に機能している必要があり、管理組合員である区分所有者が全員、

付与された組合員としての権利・義務を、自らの意思で持続的に履行できる行動力や

判断能力が求められています。

 

平成30年国土交通省によるマンション総合調査では「分譲マンションの世帯主の年齢」に

ついて、世帯主の年齢は「60歳代」が27.0%と最も多く、つぎに「50歳代」が24.3%、

「70歳代」が19.3%、「40歳代」が18.9%、となっています。

 

 

 

世帯主の年齢

 

 

 

 

 

 

マンション管理組合を運営していく上での将来の不安な点については「区分所有者の高齢化」が

53.1%と最も多く、つぎに「居住者の高齢化」が44.3%となっています。

 

組合運営の不安

 

 

 

マンションに高齢者が増えてから「高齢者が中心の理事会」で、高齢化対策をおこなうことは

困難になります。若い世代の価値観を管理組合運営に取り入れることが重要なことであり、

理事会だけでは難しいということであれば、積極的に「外部のコンサルタントの支援」を受けて、

経営的な視点で管理組合運営に取り組む必要があるでしょう。

 

 

 

 

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マンションの防災対策

2021年10月21日 / カテゴリ:マンション総合保険, マンション自主管理

 

10月20日に、熊本県の阿蘇山で、これまでよりも規模の大きな噴火が発生しました。

2週間前の10月7日には、関東で震度5強の強い揺れを観測する地震もありました。

気象庁は、各地で災害が頻繁に発生していることから、日頃からの備えを

進めるよう呼びかけています。

 

 

近年発生した地震被害では負傷者の3~5割の方々が屋内における家具類の

転倒・落下によって負傷していることが判明しました。

地震時にはテレビ、電子レンジなどの家電製品の転倒・落下・移動(以下

「転倒等」という)や、本棚やタンス、食器棚などの大きな家具が転倒等する

ことがあります。

 

 

家電対策

 

 

家具類の転倒等が高層階に行くほど多く発生している傾向が確認され、

この原因の一つに長周期地震動の影響が考えられることから、東京消防庁では、

長周期地震動を含む地震に対する高層階の室内安全対策専門委員会を設置し、

高層階等における家具類の転倒等防止対策を検討しました。

 

3つの危険

 

 

家具類が地震により転倒等すると、転倒等した家具類の下敷きになるほか、

移動した家具が衝突して負傷したり、転倒等した家具類が出入口を塞ふさいで

避難障害を発生させる危険性があります。

ご自身やご家族の負傷を防止し、避難障害の発生を防ぐためには、家具類の

転倒等防止対策が非常に大切となります。

 

 

備え10

 

 

特に、「寝室」や「リビング」にはなるべく家具を置かないようにしましょう。

置く場合には背の低い家具にするか、家具の置き方を工夫します。

さらに、外に落下する危険があるので、窓際には重量物や転倒等しやすい物を

置かないようにしましょう。

 

 

家具類の対策

 

 

転倒等防止対策の基本は、ネジによる壁への固定です。

家具を固定する対象は、壁下地の柱、間柱、胴縁等とします。

しかし、マンションの共用部分の壁など、穴をあけることができないため、

転倒防止器具が取り付けられない場合も想定されます。

最近では、転倒防止器具の取り付けができる機能がついた壁のマンションも

出てきましたので、管理会社などに相談してください。

また、上下2段に分かれる家具は、上段が落下する危険があるので平型金具などで、

連結してください。

 

金具の取付

 

 

また、緊急地震速報を受けた場合、退避できるように、なるべくものを置かない

安全スペースを作っておきましょう。

安全スペースの例としては、寝室・自宅内廊下・共用廊下・エレベーターホールなどで、

安全スペースには、避難時に散乱した屋内収容物(陶器など)やガラスなどによる負傷を

避けるため、厚手の手袋、底の厚い履物などの準備をしておきましょう。

 

 

家具の転倒防止・移動防止対策 (1)

 

家具の転倒防止・移動防止対策 (2)

 

家具の転倒防止・移動防止対策 (3)

 

なぜ対策が必要かのか

 

 

地震災害から身を守るための事前の備えは、室内の安全対策からです。

この機会に室内の安全対策を見直してみましょう。

 

備えの一つとして地震保険やマンションの保険等の加入も、お勧めします。

 

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